《幽玄庵》12-姓名判断

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Compass of Mind and Soul《 幽玄庵 》

〈姓名判断〉

・占術名:〈姓名判断〉-せいめいはんだん-
・占術の分類 ☆〈相〉

■姓名判断とは・・・

姓名判断は、基本的には姓名の画数から、主な要素の五運(天運、人運、地運、外運、総運)とよばれる五つの格数(天格、人格、地格、外格、総格)を計算し、五運格の吉凶に生年月日、姓名の陰陽、五行との調和などから、その人の性格や運勢を総合的に判断します。

姓名判断には様々な流派があり、方法も種々(名前の画数、名前の音、名前のイメージ、漢字の意味など)ありますが、字画と生年月日を組み合わせて判断する流派が一般的です。

他には、「太占(ふとまに)」と呼称される姓名判断のように、一般的な画数を用いた姓名判断と異なり、音(名前の読み方)に基づく姓名判断もあります。

■姓名判断の歴史

歴史的には平安時代に、嵯峨天皇の皇子の高崗親王が著した『新選姓氏録』が最初の記録とされています。空海が中国から持ち帰った密教占星術を嵯峨天皇に伝授し、見返りに高野山を開城したことからも、姓名判断の原点は、中国古来の占術を基に画数の吉凶を統計学化したものにあると言えるでしょう。

日本の姓名判断の源流は、熊崎健翁(1881〜1961)が著した「五聖閣流」です。五聖閣流は「康煕字典」や「字源」を準拠して、姓名の画数を旧字体で数える方法です。 昭和4年「主婦の友」に易学に基づいて考案した熊崎式姓名学を発表し、熊崎式姓名学が急速に広まります。同年「姓名の神秘」を出版し、「姓名の神秘」は現在でも姓名学の原典として発行されています。
「五格剖象法」は姓名の占断方法として、日本ばかりではなく世界中で用いられ、日本で創造された姓名哲学としても広まっていて、また、熊崎健翁は熊崎式速記術の発明者としても有名で、日本と中国の速記を創作し、両国政府より顕彰されています。

現在の日本では、○○式や○○流と言われる様々な流派が、それぞれ独自の流儀を元に多くの著作を出版しています。
※(敬称は略しています。)

■姓名判断の特徴

姓名判断は、姓名の画数から画数の吉凶を判断し、その人の名前がその人の運命にどのような影響を与えているかを占断するものです。

姓を天画、姓名を人画、名前を地画、天格と地格を加算した外格、すべてを合計した総格の、5つの格に分類して名前の良否を総合的に判断し、名前全体の吉凶から、個々の運勢を占断します。流派によって 旧字体のみを使用するところや、 旧字体は使わず、新字体のみを使用するところや、旧字体と新字体を使い分けるところなど判断方法は様々です。

姓名判断には、画数の吉凶を記した「霊数表(1〜81までの数字)」があり、 旧字体派、新字体派のどちらも、その判断の重要な根幹になっています。

■姓名判断の占法

画数の取り方は流派によって異なりますし、1字性や1字名などの場合や旧字体か新字体なのかでも、計算方法が異なります。

基本的に、姓名判断は「天(運)格」、「人(運)格」、「地(運)格」、「外(運)格」、「総(運)格」の五運格で占断します。五運格の吉凶や五行、陰陽との関連から総合的に判断します。

命名の手順は、天格(姓の画数)を計算し、地格(名の画数)が凶数になるものを除き、吉数になる総格(姓名の合計画数)を選び、人格(姓の最後の字と名の最初の字の合計画数)が天格と地格との相性の良い吉数を外格(総格から人格を引いた画数)も考慮して選びます。また、 一字姓には1を加え、一字名にも1を加えますが、総格の計算には入れません。