《幽玄庵》占いとは・・・

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Compass of Mind and Soul《 幽玄庵 》

占いとは・・・

占いとは、大辞泉によると、【うらなうこと。人の運勢、物事の吉凶、将来の成り行きを判断・予言すること。また、それを職業とする人。・・・】と、説明されています。
占いとは、未来を知るための手段のひとつで、他人の心や未来など、直接見たり観察することのできない出来事について、科学的な方法を用いずに判断することです。
ただし、古代の占いでは自然科学に通じている部分もあります。
占いは、作物の豊穣を願っての天候などの気象予想や災害の発生予測の吉凶、さらに、国家や戦いの運勢(吉凶)を予知する手段として発達してきました。
そして、この占いを行う存在(占い師や呪術師)は集団をまとめる長とは別に、集団に対して特有の力を持った存在となっていったものです。
予言者の予言と異なり、占い師は専断した内容(吉凶)を示唆するにとどまり、未来そのものを予測したわけではありません。

占いの歴史

占いの歴史は、人の歴史と共に始まったといわれています。東洋では、インドや中国を起点とし、西洋では古代ギリシャ文明の中にその起源を垣間見ることができます。
占いは、それぞれの地域や国によって文化の一つとして継承されているものでもあり、それぞれの地域や国には、それぞれの地域や国の文化としての占い形態が存在しています。
日本の占いも、平安時代には貴族文化の中で、江戸時代には庶民文化の中で受け継がれて、明治維新を経て日本の現代文化の中にも受け継がれてきています。
現在のテレビや雑誌で見聞きする「エンターテーメント系」の占いが、決して占いの本質ではありません。

現代は、一見、科学万能の時代のように思われますが、たしかに利便性も良くなり、物質的にも豊かになって、化学の分野でも飛躍的に進歩しています。
それでも、いまだに原因不明の不治の病があり、多様化する人間社会のストレスで心がすさみ、現代文明が発達して分業化や国際化が進めば進むほど、人にはそれぞれ、大きな負担や悩みが発生しています。
現代社会での占いは、「占い」を知ることで、抱えている悩みや困っている問題の、解決する方向性を示唆する羅針盤といっていいのではないでしょうか。

現代の占いの原点は、人の将来に夢と希望を与え、社会の潤滑油として機能することで、人の心に「癒し効果」と「決断」や「解決方法」を示唆するものです。
人の人生を、長い航海に例えると、海に浮かんだ船(現在の状況)が、天候(今後の予測)を知り、海図(目的や目標)と羅針盤(占い)を持って航海(活用して行動)することで、安全な航海(安心した人生)ができるといえるでしょう。
安心した人生を実現するために、自らの能力や性格、長所、欠点を正しく知って、自らの生き方を決定するための一つの手段が「占い」を知ることです。