《幽玄庵》02-四柱推命

| HOME | メニュー | 占いについて | 02-四柱推命 |

YuzanHokuto Website

Compass of Mind and Soul《 幽玄庵 》

〈四柱推命〉

・占術名:〈四柱推命〉-しちゅうすいめい-
・占術の分類 ☆〈命〉

■四柱推命とは・・・

四柱推命は、生年月日、出生時間を基に占断しますので、広い意味では「中国占星術」と呼ぶことが出来るでしょうが 、天体を使用しませんので「占星術」そのものではありません。

自然科学を基盤にした陰陽五行理論を基本として発展した、生年月日と出生時間を基にして人の運命を論じる運命学です。
生まれた年と月と日と時間の4つの柱の情報をもとに推命(占う)を行なうので四柱推命と呼ばれています。

■四柱推命の歴史

中国の宋の時代(970〜1279年)に徐子平(徐居易)が淵海子平(えんかいしへい)という著書を発表し、これが今日の四柱推命の原典となっています。「子平」という名前もここから出ています。
その後、徐大升が「淵海子平」を、明代には劉伯温が「滴天髄」を著しており、この2つが四柱推命学の根本とされています。

日本には江戸時代中期に渡来し、文政元年(1818年)に、桜田虎門という翻訳家が、四柱推命の古書の一つの淵海子平を日本語訳し、それを含めた中国の古書を阿部泰山が研究し四柱推命の一派である泰山流を形つくりました。
その後関西では阿部泰山、関東では高木乗などにより、さらに研究が進められ泰山流の方々や、その影響を受けた方々により現在の四柱推命が形成されています。※(敬称は略しています。)

■四柱推命の特徴

四柱と呼ばれる「年柱」「月柱」「日柱」「時柱」の四つの時間軸を使用して個人の運命を予測します。
実際には「大運」と呼ばれる理論上の時間軸を入れますと「五柱」となります。四柱推命とは日本で作られた造語であり、中国では「命理」とか、四柱推命を体系化した徐子平の名より「子平」と呼ばれたり、生年、生月、生日、生時の干支のみを使用することから「八字」とも呼ばれています。

個人の特徴や健康、体質、性格、気質、好みや嗜好、適職、適性、他人との相性などや、過去、現在、未来に関する運命の変化、問題の発生しやすい時期など、個人に関するほとんどのことが予測可能な占術です。

■四柱推命の占法

生まれた年月日時を基にして、幼年期を年柱、青壮年期を月柱、結婚を日柱、晩年期と子供を十干(甲・乙・丙 ・丁 ・戊 ・己 ・庚 ・ 辛 ・ 壬 ・ 癸 )や、幹(自分)根(父、母)枝(子供の縁)を十二支 (子 ・ 丑 ・ 寅・卯・辰・ 巳・午 ・未 ・ 申 ・酉 ・ 戌 ・亥 ) に置き換え、その組み合せによって先天運(宿命)と後天運(運命)を暦法により判断していく占術です。

「命式」という表を作成することで、個人の過去、現在、未来に関する事柄や、最も近い対人関係(六親)の事柄、相手との相性などを占断します。