《幽玄庵》霊感

霊感 inspiration of spirituality

霊感とは、目(視覚)・耳(聴覚)・舌(味覚)・鼻(嗅覚)・皮膚(触覚)を通して生じる五つの感覚を越えた超感覚的知覚能力のことで、勘や閃きなどの直感は心霊主義的な霊感とは異なり、抽象的な原理を理解する能力のことです。
わかりやすくいえば、人の過去や現在と未来や目に見えない隠されたものごとを、リアルタイムに感じ取る能力が「霊感」で、視覚的や偶像的にビジョン化されたものを、リアルタイムに感じ取る能力が「霊視」です。

■ 霊能力とは、

身体能力や学習能力のような目で見て理解できる能力ではなく、神仏の感応や霊魂、魂、生霊、精霊などの霊的なものを感ずる霊応が、リアルタイムにできる「霊感」「霊視」能力のことです。

■ 霊能力者とは、

霊能力を持つ人のことを一般的に霊能者と呼びます。

■ 霊媒質とは、

霊的影響を受けやすい体質を霊媒質と呼び、霊媒体質といわれることが多いのですが、霊媒質が慢性化した状態を霊媒心質ということもあり、自己の影響以外に場合によっては他者にも影響を与えことがあります。
見えないはずのものが見えたり、気配を感じたり、何かが聞こえたりという感覚を幼少時から先天的に持っている人もいますが、後天的にある日突然、その感覚が表れる人もいます。また、その感覚はその時の状況や条件によって強くなったり弱くなったりもします。

■ 霊媒師とは、

神意をうかがって神託を告げる人や、神がかりの状態になって口寄せなどをする人(「みこ(神子/巫女)」「ふげき(巫覡)」)。神霊や精霊、死霊などと直接的に交わる能力をもっている人(「いたこ(イタコ)」「ゆた(ユタ)」)のことです。
また、このようなシャーマンといわれる人達以外にも、心身共に修行と鍛錬することで霊に憑かれやすい性質や体質などを有益に活かして神託を得たり、神霊、精霊、死霊などに直接交わる能力を会得している人もいます。