〈紫微斗数〉
・占術名:〈紫微斗数〉-しびとすう-
・占術の分類 ☆〈命〉
■紫微斗数とは・・・
紫微斗数は、中国に起源にする占星術の1つで、紫微斗数の「紫微」は、北斗七星の北にある小熊座(小熊座は北極星を主星とする牛飼座の方向に延びた星座群)を主とする星座群のことです。「斗」は計ることであり、「数」は先天的な運命を表わす命数のことで、紫微斗数は生年月日、時間、出生地の「数」から人の運命を予測する占術です。
紫微斗数は星を用いますが、その星は実在の星を対象とする西洋占星術と異なり、想像上の架空の星(虚星)です。その虚星に様々な意味の象意を持たせて12の宮に配置し、運命を予測します。
判断は主に12宮に入っている虚星の象意によってなされます。100を超える虚星(実際に重要なのは30種類ほど)を吉星と凶星に分けて、その虚星がどの宮に入っているかで、運勢を判断していく占術です。
紫微斗数は星を用いますが、その星は実在の星を対象とする西洋占星術と異なり、想像上の架空の星(虚星)です。その虚星に様々な意味の象意を持たせて12の宮に配置し、運命を予測します。
判断は主に12宮に入っている虚星の象意によってなされます。100を超える虚星(実際に重要なのは30種類ほど)を吉星と凶星に分けて、その虚星がどの宮に入っているかで、運勢を判断していく占術です。
■紫微斗数の歴史
唐の時代から宗の時代にかけて、神仙術に通じた道士でのある陳希夷(867〜984)が創始者と言われていて、明末(1550年)に紫微斗数の原典とされる「紫微斗数全書」を著しています。その後、その他にも著者、編者は不確かですが「太乙金井陰陽論」、「十八飛星策天紫微斗数全集」、「術天機」などが書かれていて、その内容は微妙に異なっています。
文献も数多く、よく研究された四柱推命と比較すると、紫微斗数は一部の占者に秘伝として伝えられた占術だったので、公に目にする機会が限られていました。秘伝であった紫微斗数も、近年になり台湾や香港で内容が公開されれるようになって、当地では四柱推命を凌ぐ占術となり、書籍や台湾、香港の占者を通じて日本に伝わって来ました。
現在、日本では各派独自の研究を基に、紫微斗数に関する書籍が出版されています。※(敬称は略しています。)
文献も数多く、よく研究された四柱推命と比較すると、紫微斗数は一部の占者に秘伝として伝えられた占術だったので、公に目にする機会が限られていました。秘伝であった紫微斗数も、近年になり台湾や香港で内容が公開されれるようになって、当地では四柱推命を凌ぐ占術となり、書籍や台湾、香港の占者を通じて日本に伝わって来ました。
現在、日本では各派独自の研究を基に、紫微斗数に関する書籍が出版されています。※(敬称は略しています。)
■紫微斗数の特徴
極めて詳細な占断が可能なのが紫微斗数の最大の特徴です。「○○したいが、○○すればいいか?」、「○○さんは、○○したいと思っているのか?」、「○○の○○が、○○してくれるか?」などの、具体的な行動や印象を明確に判断する占術です。
生年月日時を基に命盤(出生図)を作り、各人各様の運命のシナリオを無数のバリエーションから読み取り占断するのが紫微斗数です。虚星を用いることや算出方法は異なりますが、技法そのものは西洋占星術のホロスコープとよく似ています。
生年月日時を基に命盤(出生図)を作り、各人各様の運命のシナリオを無数のバリエーションから読み取り占断するのが紫微斗数です。虚星を用いることや算出方法は異なりますが、技法そのものは西洋占星術のホロスコープとよく似ています。
■紫微斗数の占法
生年月日時を基に命盤を作成し、占う事象ごとに12宮(命宮、兄弟宮、夫妻宮、子女宮、財帛宮、疾厄宮、遷移宮、奴僕宮、官禄宮、田宅宮、福徳宮、父母宮)を配置し、その12宮に、紫微星・天機星・太陽星・武曲星・天同星・廉貞星・天府星・太陰星・貪狼星・巨門星・天相星・天梁星・七殺星・破軍星の14の主星の、どの星が入るかによって、一生の運勢を判断していく占術です。
例えば、命盤により配置された疾厄宮により、あなたの健康や病気について、どんな問題が生じやすいか、欠陥はないかなどを知ることができます。同様に夫妻宮で結婚生活は幸せなのか、結婚相手の性格はどうなのかなどが、財帛宮で金銭運はどうなのか、財産運はどうなのか、など詳細な判断が可能な占術が紫微斗数です。
例えば、命盤により配置された疾厄宮により、あなたの健康や病気について、どんな問題が生じやすいか、欠陥はないかなどを知ることができます。同様に夫妻宮で結婚生活は幸せなのか、結婚相手の性格はどうなのかなどが、財帛宮で金銭運はどうなのか、財産運はどうなのか、など詳細な判断が可能な占術が紫微斗数です。