〈西洋占星術〉
・占術名:〈西洋占星術〉-せいよう-
・占術の分類 ☆〈命〉
■西洋占星術とは・・・
占星術とは、周期的に動く星々を観察して、特定の星々と地上の出来事が何らかの因果関係を持っていることを知り、特定の星々の配置を分析して、地上との因果関係を占うものです。
基本的には、規則正しく周期的に動いている惑星(12星座)などをひとつの体系として、個人や事柄の出生図(ホロスコープ)を作り、運命の吉凶を予測したり、運勢や性質などを判断する占術です。
ホロスコープは、中央に地球があり、惑星は時計回りに、円の中の数字の1と12の間の地平線から、6と7の間の地平線へと巡回して行きます。ホロスコープは大きく2つに分かれて、13等分(13星座)する「サイドリアル方式」と、12等分(12星座)する「トロピカル方式」があり、一般的にはトロピカル方式が多用されています。
基本的には、規則正しく周期的に動いている惑星(12星座)などをひとつの体系として、個人や事柄の出生図(ホロスコープ)を作り、運命の吉凶を予測したり、運勢や性質などを判断する占術です。
ホロスコープは、中央に地球があり、惑星は時計回りに、円の中の数字の1と12の間の地平線から、6と7の間の地平線へと巡回して行きます。ホロスコープは大きく2つに分かれて、13等分(13星座)する「サイドリアル方式」と、12等分(12星座)する「トロピカル方式」があり、一般的にはトロピカル方式が多用されています。
■西洋占星術の歴史
占星術の起源は正確には不明ですが、西アジアのバビロニア帝国時代の出土品の中に、占星術に関する現存する最古の記録が残されていたので、メソポタミア文明以前の太古より占星術は盛んに利用(国家の運命や農作物の収穫、天変地異などを占う)されていたと考えられます。
バビロニア帝国時代の遊牧民(カルディア人)が占星術を職業としていたことも、当時の文献に記載されています。バビロニア帝国がペルシャに滅ぼされ、ジプシーとなったカルディア人が各地に占星術を伝達し、ギリシャに伝えられた占星術が、現在の西洋占星術の原形になっています。
紀元2世紀に天文学、地理学者のプトレマイオスが「テトラビブロス」を著し、占星学の基礎を構築します。その後16〜17世紀に、ノストラダムス(1503〜1566)やウィリアム・リリー(1602〜1681)などが現れて西洋占星術が復興し、近代には占星学を現代流に再編した大作をアラン・レオ(1860〜1917)が著作しました。現代においても世界中で多くの西洋占星術研究家が占星術の研究を続けています。
日本には、唐から僧の宗叡が貞観七年(865年)に「テトラビブロス」の漢訳書などを持ち帰っています。その時代のホロスコープも現存していますが、鎌倉時代以降、大正時代にいたるまで日陰の存在でした。1914年に隈本有尚が著した「天文ニ依ル運勢予想術」によって西洋占星術は再び表舞台に現れます。現在の西洋占星術が広まるきっかけは、昭和時代(1966年)に門馬寛明の著作「西洋占星術」が出版されたことからです。※(敬称は略しています。)
バビロニア帝国時代の遊牧民(カルディア人)が占星術を職業としていたことも、当時の文献に記載されています。バビロニア帝国がペルシャに滅ぼされ、ジプシーとなったカルディア人が各地に占星術を伝達し、ギリシャに伝えられた占星術が、現在の西洋占星術の原形になっています。
紀元2世紀に天文学、地理学者のプトレマイオスが「テトラビブロス」を著し、占星学の基礎を構築します。その後16〜17世紀に、ノストラダムス(1503〜1566)やウィリアム・リリー(1602〜1681)などが現れて西洋占星術が復興し、近代には占星学を現代流に再編した大作をアラン・レオ(1860〜1917)が著作しました。現代においても世界中で多くの西洋占星術研究家が占星術の研究を続けています。
日本には、唐から僧の宗叡が貞観七年(865年)に「テトラビブロス」の漢訳書などを持ち帰っています。その時代のホロスコープも現存していますが、鎌倉時代以降、大正時代にいたるまで日陰の存在でした。1914年に隈本有尚が著した「天文ニ依ル運勢予想術」によって西洋占星術は再び表舞台に現れます。現在の西洋占星術が広まるきっかけは、昭和時代(1966年)に門馬寛明の著作「西洋占星術」が出版されたことからです。※(敬称は略しています。)
■西洋占星術の特徴
西洋占星術は、歴史が非常に長いという特徴を持っていて中国で融合し、種々の東洋占星術を生み出す源にもなっています。
古代においては天文学という科学が、占星術そのもので、歴史上の著名な学者達が研究をしていました。現代になって、本来の天文学の急激な発展に伴い、科学の世界から分離され、占術として独自の世界を築くようになりました。
基本的に西洋占星術は、12星座、12室、10惑星、惑星同士のアスペクトの4要素から成り立ち、4要素を組み合わせて運命の吉凶を予測したり、運勢や性質などを判断するため、多岐、多用にわたる占断が出来ます。
古代においては天文学という科学が、占星術そのもので、歴史上の著名な学者達が研究をしていました。現代になって、本来の天文学の急激な発展に伴い、科学の世界から分離され、占術として独自の世界を築くようになりました。
基本的に西洋占星術は、12星座、12室、10惑星、惑星同士のアスペクトの4要素から成り立ち、4要素を組み合わせて運命の吉凶を予測したり、運勢や性質などを判断するため、多岐、多用にわたる占断が出来ます。
■西洋占星術の占法
ベースは、生年月日時とその場所です。太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星がどのサインに位置していたかを「天文暦」を参考にして選定し、各天体の外向性、内向性、サインの3要素を調べ、地、水、火、風の4素子、各天体の支配星とサインの検討をし、天体同士のコンジャンクションやオポジション、トライン、スクエア、セクスタイルなどのメジャー、およびマイナーアスペクトをオーブの幅を考慮しながら判断します。次にハウスを分割し、天体とサインとハウスの関係のバランスを考慮して総合的に、出生時の天体の配置が与える影響を判断していく占術です。
占星術の概念と原理を大まかに言うと、12星座の分類方法は、分割の仕方によっていくつかありますが、12星座を分類して星座の性質を判別します。太陽系の 10惑星を「感受点」(他に小惑星、ドラゴンヘッド、アラビックパートなどもある)として使用します。2つの惑星が決められた角度になることを「アスペクトの形成」といい、個々の惑星の性質が、一方の惑星の性質によって影響される。アスペクトの種類は(コンジャンクション・角度0)、(オポジション・角度 180)、(トライン・角度120)、(スクエア・角度90)、(セクスタイル・角度60)などがあり、惑星同士が融合し合うソフトアスペクト(トライン、セクスタイル)と、惑星同士が衝突し合うハードアスペクト(オポジション、スクエア)に分類されますが、コンジャンクションはどちらにも分類されません。
占星術の概念と原理を大まかに言うと、12星座の分類方法は、分割の仕方によっていくつかありますが、12星座を分類して星座の性質を判別します。太陽系の 10惑星を「感受点」(他に小惑星、ドラゴンヘッド、アラビックパートなどもある)として使用します。2つの惑星が決められた角度になることを「アスペクトの形成」といい、個々の惑星の性質が、一方の惑星の性質によって影響される。アスペクトの種類は(コンジャンクション・角度0)、(オポジション・角度 180)、(トライン・角度120)、(スクエア・角度90)、(セクスタイル・角度60)などがあり、惑星同士が融合し合うソフトアスペクト(トライン、セクスタイル)と、惑星同士が衝突し合うハードアスペクト(オポジション、スクエア)に分類されますが、コンジャンクションはどちらにも分類されません。